中年オヤジが自ら試してよかったコト/モノをオススメします。
2016年の秋から中国語学習に取り組んでおり、モチベーション維持のため、中国、台湾を時々旅しています。
学習や旅行の便利ツールや、訪れた先で役立ちそうな情報をシェアしたいと思っています。
JUGEMテーマ:中国
最近、ネット上では何種類もの自動翻訳機が販売されています。
僅か2万円程度で翻訳機が手に入るという事に本当に驚かされます。
訪日外国人客の接客、海外旅行など、活躍の場面は多そうですが、
ネット上のレビューを見ると、必ずしも満足度は高くないようです。
一方、以前紹介した無料翻訳アプリ「百度翻訳」(Baidu Fanyi)、
バージョンアップにより使い勝手が更にアップし、完全に実用可能な
レベルに達していると思います。
有料の自動翻訳機を購入してストレスを感じる前に、無料アプリを
試す方がいいのでは?
主に中国語、英語、日本語を翻訳してくれる無料アプリ「百度翻訳」
オススメです。
中国人のお客様の接客には翻訳アプリと中国人の好みを知る事。
孫子説:「敵を知り己を知れば百戦危うからず。」
(百度翻訳、その後の記事)
外国語での接客機会が増えて苦労していらっしゃる貴方、海外旅行で言葉が通じず、
苦労された貴方、外国語と日本語を通訳してくれるツールがあれば便利ですよね。
そんな夢のような機能を無料で提供するアプリ「百度翻訳」を紹介します。
百度(Baidu)は中国のGoogleのような存在で検索アプリ、地図アプリ、更には
翻訳アプリも手がけています(まさにGoogle)。
1. 市販の自動翻訳機
周辺の家電量販店で販売しているのはPOCKETALKのみですが、ネット上では既に
何種類もの自動翻訳機が販売されています。
POCKETALK、ili、Easytalkがメジャーな機種のようで、価格は概ね2万円台です。
POCKETALKには何と「世界63の言語を手のひらに」のコピーが付いています。
2万円程度で60余りの言語に対応する自動翻訳機が手に入るとは、本当に凄い時代に
なったものです。
英語、中国語の学習に今まで一体いくら使ったことか。。。
自動翻訳機が本当に使えるなら、今後外国語学習の必要性はなくなってしまいます。
優秀な翻訳機を知るためにネットのレビュー結果をチェックしたところ、必ずしも
好評価ばかりではないようです。少し紹介してみます。
2. POCKETALK
最も普及する機種のようで、家電量販店のデモ機も触ってみました。
amazonには75件のカスタマーレビューが登録されており、内訳は星5つが27%、
星4つが20%、以下12%、9%と続き、最低評価の星1つが32%で最大割合と
なっています(2018年8月10日時点)。
特集別ランクの音声認識、お買い得、使いやすいはいずれも3.1〜3.5で、大きな
ばらつきは見られません。
星1つという厳しい評価の要因がとても気になります。
コメントを大まかに分けると、海外で日本語が使用できない、操作しづらい、
アフターサービスの質が問題点と感じる方が多いようです。
私自身、店舗でデモ機を操作しましたが、液晶部分も小さいし、ボタン操作も正直
良く分かりませんでした。
9月には大きな液晶画面を持った新機種が登場するようですので、進化に期待したい
ところです。
3. ili(イリー)
Good Design受賞のオフライン使用可能機種で、amazonではベストセラー1位の
表示がなされています。
入力言語を日本語のみとし、出力言語も英語、中国語、韓国語の3ケ国語に絞って
いる点が特徴的です。
コメント数はPOCKETALKを超える92件で、ほぼ半数が星5つの最高評価です。
逆に星1つは16%のみで、POCKETALKの約半分の割合です。
不満の内容は、話した日本語を認識しないや、翻訳結果が相手に理解してもらえない
など、かなり本質的な内容です。
但し、星5つの最高評価の方が回答割合として多く、携帯性や便利に使えたとの
感想が多い事から、商品の評価はまさに人によって異なるという事でしょう。
iliの現物を見てないのですが、どうも液晶画面が付いてないようです。
素朴な疑問として、自分が喋れない外国語の翻訳結果が正しいかどうか、文字を
見る事なくどうやって確認するのでしょうか?
iliが話す言葉を理解できるなら、そもそも翻訳機を使う必要がない訳ですが。。。
4. Easytalk
35言語対応可能な双方向翻訳機です。
写真を見る限り、スマホっぽいデザインで、前面にボタンが2つ配置されており、
日本語と外国語で違うボタンを押すんだろうという事が推察できます。
レビュー結果は38件と最少ですが、星5つの割合は74%と最大、星1つは13%と
最少の好評価を得ています。
好評価の理由として多く挙げられているのは、使いやすさと翻訳の性能の良さ、
逆に低評価の理由はまちまちです。
これらのレビューを見る限り、翻訳機としての重要な要素は携帯性、使い易さ、
当然ながら言語の翻訳能力と言えるでしょう。
ある意味当たり前の要素ばかりですが、市販の機種も何かしら欠点があるようです。
であれば、まずは無料で使える百度翻訳を試してみるべきではないでしょうか?
5. 百度翻訳
中国のGoogle、百度が提供する無料双方向翻訳アプリで対応言語は28です。
今回見つけた進化は、ミニアプリにあるConversation、中国語表示だと小应用の
中の翻訳で、複数の人がボタンを押して交互に話す機能です。
以前は英語と中国語のみの対応だったと思いますが、日本語にも対応したようです。
この結果、従来の中国語-英語に加え、日本語-中国語、日本語-英語の翻訳が可能に
なり、使い勝手が大きく向上しました。
画面下部に丸いボタンが2つ配置されており、日本語と中国語話者の会話の場合、
「押して話す」を押しながら日本語を話すと、中国語の文字表示と共に中国語音声が
流れます。
逆に、「按住説話」を押しながら中国語を話すと、日本語の文字と共に日本語音声が
流れます。翻訳スピードも早く、非常にスムーズです。
いずれも自分が話した言葉も画面表示されるので、話者本人はアプリが発言内容を
正確に認識したのか否か、確認する事ができます。
今回は、NHKラジオの「おもてなしの中国語」を使って実験してみました。
結果はご覧の通りで、少し違うところはありますが、ほぼ正しく翻訳しています。
ただ、ミニアプリでは、ワンセンテンスを超えるような長い会話ではエラーが
増えるようです。
一方、アプリのスタート画面に表示されたマイクマークを使ったやり方だと、
かなり長いセンテンスでも正確に認識してくれました。
こちらだと28言語に対応できるようです。
日本語の認識力は正直かなり高いと思います。
画面を見ていると、日本語のセリフに対応して次々と日本語の文字が表示され、
かつ文章の前後のつながりにより、一旦表示された文字が書き換えられていきます。
翻訳結果も概ね正確だと言っていいでしょう。これは凄い!
今度は中国語の認識能力をNHKラジオ番組の中国人講師の朗読で試すと、どんどんと
中国語が認識され、日本語に翻訳されていきます。
ついでなので、百度翻訳アプリに台湾のラジオ番組を聞かせてみました。
こちらもバシバシ中国語が認識され、日本語に翻訳されます。
当たり前ながら、中国語は繁体字ではなく、簡体字で表示されます。。。
翻訳結果も大筋問題なさそうです。
個人的な感想ですが、外国人客の接客、海外旅行、いずれでも十分に使用可能な
レベルに達していると思います。
結論:2万円を使って自動翻訳機を購入する前に、是非百度翻訳をダウンロードして、
その性能を試して見てください。
無料翻訳アプリ「百度翻訳」、オススメです。
以前の投稿はこちら。
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