中年オヤジが自ら試してよかったコト/モノをオススメします。
2016年の秋から中国語学習に取り組んでおり、モチベーション維持のため、中国、台湾を時々旅しています。
学習や旅行の便利ツールや、訪れた先で役立ちそうな情報をシェアしたいと思っています。
JUGEMテーマ:中国
アリババが本社を置く杭州では、支付宝(Alipay)で地下鉄やバスに
乗る事ができます。
杭州市内をスマートに観光する交通手段を紹介します。
タクシーも良いですが、スマホを駆使して公共交通機関で観光地を
駆け巡ってみましょう。
1. 支付宝(Alipay)
アリババが手掛けるスマホ決済アプリですが、機能は微信支付(WeChat Pay)と
似通っています。
レストランや商店でのQRコード決済、携帯電話へのチャージといった基本的な
機能に加え、料理のデリバリー、公共料金の支払、資産運用とまさにスマホだけで
生活に関わるかなりの金銭のやり取りをこなせます。
杭州はアリババの本拠のせいか、Alipayの方がより使われている印象でした。
2. Alipayにアプリをダウンロード
杭州の主要な観光地は西湖周辺に点在しており、西湖の景色を鑑賞するポイントも
湖の各地にあります。
歩いて移動するにはやや距離も長いため、効率的に行動するにはタクシーを利用
するか、湖を周遊するゴルフカートのような電動車両を利用するかでしょう。
但し、いずれの手段も中国語でのコミュニケーションが必要となることから、
中国語を喋らず観光する方法は、シェア自転車、又はバス、地下鉄の利用です。
今回はシェア自転車に加え、Alipayを駆使してバス、地下鉄という公共交通機関を
使った観光旅行を楽しんできました。
まずはAlipayにバス、地下鉄のミニアプリをダウンロードします。
Alipayを立ち上げ、都市名で杭州を選ぶと、バス、地下鉄のマークが表示されます。
そこからそれぞれのミニアプリをダウンロードすると、QRコードを利用した料金の
Alipay決済が可能になります。
3. バスの代金をAlipayで支払
市内を走るバスには運転手の横に青いQRコード読み取り機が設置されています。
読み取り機はバス停の写真に写っているものです。
何も考えずAlipayに通常のQRコードを表示させ、かざしましたが反応しません。
前の中国の人乗客も全く同じ事をして、運転手から注意を受けていましたが、
内容が聞き取れません。しょうがないので、手持ちの現金で支払いました。
その後、バスの中でQRコード画面を眺めていた所、下部にTransport Code
というマークがあるのに気付きました。
このマークをクリックすると、「杭州通支付宝公交卡(カード)」という文字の下に
QRコードが表示されました。
これがバス代金を支払うためのQRコードです。
次のバスで読み取り機にかざしてみると、見事に反応しました。
西湖の周りの観光地を周遊するには4番バスが便利です。
中国のバスはこれまで乗った限り、前乗り前払いで後ろ降り、料金は一律です。
宋城景区というテーマパーク(日光江戸村的な場所)にもバスでアクセスできます。
4. 地下鉄代金をAlipayで支払
杭州の地下鉄は現時点では2本だけなので、観光客が乗る機会はあまり多く
ないかもしれません。
私は上海行きの新幹線に乗るため、杭州東駅まで地下鉄を利用しました。
地下鉄の駅やプラットフォーム、更に電車自体は、中国のデフォルトとも言える
もので他の都市と違いはありません。
唯一異なるのは改札機で、AlipayのQRコードを読み取ります。
AlipayのHome画面のPayからTransport Codeをクリックし、QRコード下の
「切換卡(カード)片」をクリックする事でバスと地下鉄を使い分ける事ができます。
地下鉄利用の際は「杭州地鉄乗車コード」です。
5. Alipayが使えない人の支払
Alipayのアクティベートができていない方に対しても現金以外の支払方法が用意
されています。
それは銀聯カードによる支払いで、バスのQRコード読み取り機、地下鉄の改札の
いずれにも銀聯カードの読み取り機が付いており、料金をカード決済することが
可能です。
Alipayが決済に使える状態になってない場合には、中国銀行等の銀聯機能付きの
デビットカードを持参する事をオススメします。
アリババの本拠、杭州でAlipayを駆使して観光地を回った話でした。
comments